本当に怖い麻疹の後遺症SSPE

 
医学健康

麻疹にかかると治った後に後遺症が生じる事があるようです。
その1つが「SSPE」。

SSPE(subacute sclerosing panencephalitis)とは亜急性硬化性全脳炎のこと。

遅発性ウイルス感染の一種で、
一度麻疹にかかったあと、ウイルスが体内に潜伏。
数年後に脳に感染して脳細胞を少しずつ殺していきます。
そして10数年後に死にます。

1歳未満で麻疹に感染すると発症する確率が高くなるそうです。
免疫系が未発達だと麻疹ウイルスが中枢神経に潜伏してしまうと考えられています。

症状は軽度の知的障害から始まります。
歩行障害や性格変化が現れます。
そして食事も摂れなくなり、意識もなくなって死に至ります。

ワクチン接種の副作用を懸念して麻疹ワクチンをしない人が増えているようですが
SSPEのような麻疹自体の副作用の方が怖いです。

麻疹はワクチン接種が広まって以降は死亡数が激減。
昭和の時代は年間、何千人という単位で死んでました。
戦後日本の麻疹統計
過去50年間の麻疹患者数と麻疹が死因として報告された死亡者数より。

予防接種が普及して死亡数は下がってます。

ただし1歳未満だと抗体が形成されない事が多いので、
1歳未満の予防接種はあまり意味がないそうです。

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