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  • 膀胱癌を風邪薬で抑える

    風邪薬に含まれる非ステロイド系抗炎症薬のフルフェナム酸が、膀胱癌の転移を抑える働きがあるとわかったようです。

    http://www.hokudai.ac.jp/news/161005_med_pr.pdf

    フルフェナム酸は膀胱癌の「アルドケト還元酵素」を阻害する。
    また癌の抗癌剤への耐性を弱める。
    とのこと。

    でも調べてみると、フルフェナム酸を配合している風邪薬は市販されてないようです。
    それにフルフェナム酸はそもそも人体には使わない物質らしいです。
    病院で投与される薬なんですかね。
    その辺は調べてもわかりませんでした。
    フルフェナム酸

  • 舌癌で失った顎を3Dプリンタで再生

    米インディアナ州のShirley Anderson氏は、
    1998年に舌癌で顔の下半分の大部分を失ったそうです。
    舌癌で失った顎を3Dプリンタで再生
    その後、粘土で作った「義顎」を装着していたようですが、
    この義顎はとても重く、1日に数時間しか着けられなかったんだとか。

    そこで近年の3Dプリンタ技術で、軽くて顔にフィットする義顎をしたそうです。

    動画では元の顔がわかるけど、結構不気味ですね……。
    義顎を着けるとパッと見は普通で、粘土製の義顎に比べて薄い感じ。
    3Dプリント技術のみならず、軽くて丈夫な素材自体の進化もあるんでしょうね。

    The Shirley Technique: A Cancer Survivor Receives a New Jaw

  • タバコの三次喫煙は年単位の被害になる

    タバコの煙に含まれる有毒物質は室内の衣服やカーテンなどの化学繊維と結合し、有毒なガスを発生させるそうです。

    これらの有毒なガスには発癌性があるとのこと。

    タバコを吸っている人が使っている物には煙の臭いが染みつきますが、
    あれは煙の成分がその物質と結合してガスを発生させていたわけですね。

    アメリカのカリフォルニア大学リバーサイド校の実験によると、
    ニコチン、ニトロソアミン化合物などの有毒物質が数十倍に増えるとのこと。

    Thirdhand cigarette smoke: factors affecting exposure and remediation.

    実験では綿とポリエステルを比較。
    煙に晒してから19ヶ月後に成分を抽出。
    綿はポリエステルに比べて、ニコチンが41倍、ニトロソアミンが78倍になっていたそうです。

    別の実験ではマウスを三次喫煙状態に晒したところ、様々な疾患が現れたそうです。

    Cigarette smoke toxins deposited on surfaces: implications for human health.

    肺の粘膜での過剰なコラーゲン生産で炎症性サイトカインが増加し、喘息などを発症。
    肝臓では非アルコール性脂肪肝疾患、肝硬変および癌の発症。
    マウスを傷つけてみると、人間の喫煙者同様に、傷の治りが遅くなることも確認。
    また「多動」の症状も見られたとのこと。

  • 癌細胞はアミノ酸をエネルギーに利用していた

    アメリカのMITの実験で、
    通常の人体の細胞はブドウ糖をエネルギーに利用していますが、
    癌細胞はアミノ酸を使っていたと判明したようです。

    How cancer cells fuel their growth

    実験方法は、癌細胞と普通の細胞とを培養皿に入れ、
    異なる栄養素を与えて、細胞分裂後に入れた栄養素がどれくらい消費されたかを測定。

    するとアミノ酸以外を与えた癌細胞より、アミノ酸を与えた癌細胞がより大きく成長。
    また、癌細胞はブドウ糖を10~15%、グルタミンは10%程度しか使わないのに、
    アミノ酸は20~40%も使っていたとのこと。

    ちなみに、普通の細胞はこんなに大量のアミノ酸を使って分裂しないそうです。

  • 唾液に含まれる物質の量で癌診断

    イギリスのバーミンガム大学の研究によると、
    唾液に含まれる「免疫グロブリン」の量を測定すると癌に罹っているか判断できるとのこと。

    Salivary Immunoglobulin A Secretion Rate Is Negatively Associated with Cancer Mortality: The West of Scotland Twenty-07 Study

    1995年に639人の65歳以上の大人から唾液を採取し、免疫グロブリンの量を測定。
    その後、19年間追跡調査を行ったそうです。

    すると免疫グロブリンの量が少ないほど、肺癌以外の癌による死亡率が上昇していたとのこと。
    また女性よりも男性で、より強い相関があったようです。

    免疫グロブリンは細菌やウイルスから体を守る役割があり、
    IgG、IgA、IgM、IgD、IgEの5種類がありますが、
    この内、調査対象となったのはIgA。

    このIgAは粘膜に存在し、ウイルスや細菌の感染を防ぐ作用があります。
    このIgAがなぜ、肺癌以外の癌の死亡率と関わりがあるのかは不明。

    ヘリコバクターピロリという細菌が胃癌の原因という説がありますが、
    他の癌についてもウイルスや細菌が原因なのかもしれませんね。

  • 癌を死なせる蛋白質「プロテインキナーゼC」

    米国カリフォルニア大学の研究によると、
    プロテインキナーゼCという蛋白質の構造をコントロールすることで、
    癌細胞を死滅できる可能性を示唆する結果を得られたそうです。

    Corrected Protein Structure Reveals Drug Targets for Cancer, Neurodegenerative Diseases

    このプロテインキナーゼCは、リン酸基を蛋白質にくっつけたり外したりする機能を持っています。
    そしてこの機能は細胞死にも関わっています。

    調べてみると、この細胞を死なせる働きを利用し、
    ゲフィチニブやイマチニブと呼ばれる癌を殺す薬が臨床段階に入っているようです。

    今回の研究ではX線結晶構造解析で、立体構造を明らかにしたことが、
    リン酸基をくっつけたり外したりする働きを解明する手がかりとなったようです。
    となると、既存のゲフィチニブやイマチニブなどの薬への応用が為されるのですかね。
    このあたりはよくわかりませんでした。

  • 加工肉を毎日50グラム食べると大腸癌リスクが18%増える

    WHOの研究なので、かなり信憑性は高いと思います。
    正確には国際癌研究機関の研究をWHOが採用しています。

    IARC Monographs evaluate consumption of red meat and processed meat

    この結果、WHOは加工肉をアルコールやタバコと同じ発癌性の「グループ1」に分類。
    また赤身肉は「グループ2」という紫外線や概日リズムが狂うシフト勤務に分類されました。

    赤身肉すら発癌性があるというのは、
    肉を消化する過程で有害な窒素化合物が生じるので、それでしょうね。
    赤身肉そのものに発癌性物質は含まれていないはず。

  • 10代の頃に運動していると癌になりにくい

    ヴァンダービルト大学の研究によると、
    10代の頃に運動していた人は、そうでない人よりも癌になりにくいと判明しました。

    Adolescent Exercise in Association with Mortality from All Causes, Cardiovascular Disease, and Cancer among Middle-Aged and Older Chinese Women

    研究では7万5000人の中国人女性に子供の頃の運動について調査。
    その後、13年間にわたって追跡調査したところ、
    13歳~19歳の頃に定期的に運動をしていた人は、
    そうでない人よりも、癌で死亡した人が16%少なかったとのこと。

    16%だと、言うほどの差があるとは思えないですが、
    大人になってからも運動を続けている人は更に、20%少ないそうです。

    また、脳卒中や心臓発作なども15%少なくなるようです。

    癌だけだと運動が原因かは疑問ですが、
    他の病気にも当てはまることから、
    子供の頃の運動が生涯の病気リスクを左右する可能性は高いかと。

  • 大腸菌には癌細胞を殺す作用がある

    ドイツのヘルムホルツ感染研究所の研究で、
    大腸菌には癌細胞を殺す作用があるとわかったようです。

    Induction of CD4+ and CD8+ anti-tumor effector T cell responses by bacteria mediated tumor therapy.

    癌の内部では細胞が急速増殖しているせいで酸素不足となっており、
    癌の内部に嫌気性細菌の大腸菌を植え付けることで、
    大腸菌が癌細胞よりも早く内部で増殖し、
    癌の成長を阻害して癌を消滅させるとのこと。
    ちなみに、嫌気性細菌とは酸素が無くても増殖できる細菌のことです。

    この現象は、実は150年も前に知られていたとのこと。

    今回の研究ではマウスを使った実験でそのプロセスを分析したそうです。

    ネズミに癌細胞を植えて、成長した後に大腸菌を注入。
    すると癌が消滅しました。
    同じネズミに再び癌細胞を植え付けると、癌は成長できずに消滅。
    これは免疫系が癌の特徴を記憶して、癌を速やかに排除した結果とのこと。

    このマウスの免疫細胞を殺し、癌を植え付けてから大腸菌を注入した場合は、
    癌は消滅せずに成長し続けました。
    この事から、大腸菌が直接癌細胞を攻撃しているのではないとわかったわけです。

    このプロセスの詳細の検証のために、
    免疫細胞の「キラーT細胞」と「ヘルパーT細胞」の2種類の細胞を抽出し、
    別のマウスに注入してから癌細胞を植え付けると、
    このマウスでも癌細胞は成長できずに消滅。
    免疫細胞が癌の特徴を記憶して癌を排除した確認できたわけです。

    以上の実験結果から、
    大腸菌は免疫細胞が癌の特徴を記憶する手助けをしていると、
    研究者は見ているようです。

    癌治療はRNAウイルスを使った治療法の研究が確実かと思ってましたが、
    大腸菌治療法の方がコスト的にも安全性でも
    優れた治療法ではないかと思います。

  • サラダ油は癌や認知症の原因となる

    サラダ油に含まれているリノール酸は、
    加熱でヒドロキシノネナールに変わり、
    神経細胞を死なせ、脳の海馬を萎縮させます。

    またリノール酸を過剰摂取すると、
    脳梗塞、心筋梗塞、癌、アレルギーを引き起こすそうです。

    ただしリノール酸は体に必要な栄養素でもあります。
    摂り過ぎがいけないのですが、普段から野菜を食べていれば十分なのです。

    サラダ油は以下の9種類が市販されています。
    菜種、綿実、大豆、紅花、ひまわり、とうもろこし、米、落花生、胡麻。
    この内、使っても害が少ないのは「米」「胡麻」。
    米と胡麻由来の油にはリノール酸が少なく、
    過剰摂取にはなりにくいのです。

    胡麻油には「セサミン」「ガンマ・オリザノール」が含まれていて、
    ヒドロキシノネナールの生成を抑えます。

    また米油を使うにしても、高温処理が最小限のスチームリファイニング、
    胡麻油の場合は焙煎前の生搾りが最も害が少ないです。

    オリーブオイルもリノール酸含有量が10%以下です。
    また抗酸化物質のポリフェノールもたくさん含まれています。
    ただし、収穫後に長期間保存していたオリーブを使い、
    しかも高温で加熱処理しているオリーブオイルもあるので、注意が必要。

    価格が高くて昔ながらの製法のオリーブオイルが良質です。