イギリスのバーミンガム大学の研究によると、
唾液に含まれる「免疫グロブリン」の量を測定すると癌に罹っているか判断できるとのこと。
1995年に639人の65歳以上の大人から唾液を採取し、免疫グロブリンの量を測定。
その後、19年間追跡調査を行ったそうです。
すると免疫グロブリンの量が少ないほど、肺癌以外の癌による死亡率が上昇していたとのこと。
また女性よりも男性で、より強い相関があったようです。
免疫グロブリンは細菌やウイルスから体を守る役割があり、
IgG、IgA、IgM、IgD、IgEの5種類がありますが、
この内、調査対象となったのはIgA。
このIgAは粘膜に存在し、ウイルスや細菌の感染を防ぐ作用があります。
このIgAがなぜ、肺癌以外の癌の死亡率と関わりがあるのかは不明。
ヘリコバクターピロリという細菌が胃癌の原因という説がありますが、
他の癌についてもウイルスや細菌が原因なのかもしれませんね。
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