今「スギヒラタケ」の食中毒で脳症になる人が増えているそうです。
急性脳症で6人死亡「スギヒラタケ食べないで」
スギヒラタケは従来は普通に食されてきたキノコ。
食中毒を起こすのは腎臓が弱っている人とされていました。
ところが、2003年から腎臓に持病がないのに食中毒を起こすケースが発生。
今までに17人が急性脳症で死んでいます。
これはスギヒラタケが突然変異を起こした可能性が高いです。
それで毒性が強くなったんじゃないでしょうか。
ただし、2003年の感染症法改正によって食中毒が可視化されたという説もあるようです。
つまり、従来から食中毒は起きていた。
スギヒラタケの毒は食してから1週間後くらいに症状が起きる遅発毒性で、
スギヒラタケとの関連に気付いてなかっただけかもしれません。
そもそもキノコは専門家でも見極めが難しいそうです。
毒キノコの見分け方の俗信をバッサリ切っている文献が話題に「バッサリすぎて草」「専門家でもウッカリ間違う事がある」
なので、野生のキノコなんて食べない方が無難ですが、
2003年の食中毒のケースは缶詰のスギヒラタケだったようです。
キノコは生育環境で毒性が変化する事もあるようです。
なので同じ種類のキノコでも生育環境の違いで、毒があったり無かったりするとのこと。
キノコの成分の内、毒となる物質の特定ができてない物も少なくないようです。
ヒトヨタケというアルコールと一緒に食すると毒性を持つキノコもあります。
椎茸ですら生食だと椎茸皮膚炎を起こす程度の毒性があります。
椎茸もいつまでも弱毒性のキノコとして食べ続けられるかはわかりませんね。
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