児童期の重度虫歯や歯肉炎で心血管疾患になる

デンマークで2026年に発表されたコホート研究で、
子ども時代に重度の虫歯や歯肉炎を経験した人は、
成人後に心血管疾患を発症するリスクが最大1.45倍とわかったそうです。

研究は1972~1987年生まれの約5万人のデータを分析。
幼少期の口腔健康状態を詳細に記録し、
その後数十年をかけて心筋梗塞・狭心症・脳卒中などの心血管疾患の発症と照合。
持続的な口腔不良(慢性炎症や細菌の影響)が、
虚血性心疾患や脳卒中の発生率を有意に上昇させるとわかりました。

口腔内の細菌や慢性炎症が心血管疾患に関与するメカニズムとして、
現在いくつかの経路が提唱されています。

慢性的な低レベル炎症:
歯肉炎は歯茎の持続的な感染状態であり、炎症性サイトカイン(IL-6やCRPなど)が血液中に放出される。
これらは動脈硬化の進行を促すことが知られている。

口腔内細菌の血流への侵入:
歯周病原因菌(Porphyromonas gingivalis など)は、
損傷した歯茎の毛細血管を通じて血中に入り込み、
血管壁に定着して炎症を引き起こす可能性がある。

幼少期からの炎症負荷の蓄積:
成長期に長期間続く口腔内感染は、免疫系や血管機能の発達に影響を及ぼし、
成人後の動脈硬化リスクを底上げする可能性がある。

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