コスモス482とは1972年3月31日にソ連のバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた金星探査機。
ただし、打ち上げ直後にパーキング軌道でロケットに不具合が発生。
ちなみに、パーキング軌道とは探査機や人工衛星が目的の軌道に向かう為に待機する軌道のこと。
ロケット噴射失敗で、ロケットと探査機は4つの断片に分裂。
うち2つの断片は地球へ落下。
残り2つはそのまま地球周回軌道で回り続けるようになってしまったそうです。
以降、コスモス482は「コスモス衛星」と呼ばれるようになり、
数十年かけて少しずつ地球に近づいて、
2019年中には地球へ落下すると予測されています。
ただし、金星の温度に耐えられる設計なので、地球大気で燃え尽きない可能性があるんだとか。
グラフは近日点と遠日点の変化で、赤の近日点はほぼ変化なし。
遠日点が少しずつ短くなっています。
元は楕円軌道だったようですね。

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