カマンベールチーズやブルーチーズが絶滅の危機にあるそうです。
それはチーズを作るカビが生殖能力を失っているから。
チーズ作りに使うカビは長年、単一の株を無性生殖させています。
そのせいで遺伝的多様性が失われています。
カビは有性生殖も可能ですが、カマンベールチーズのカビは有性生殖能力を失っているとのこと。
さらには無性生殖もできなくなりつつあります。
カマンベールチーズのカビは1950年代には様々な色の株がありました。
しかし真っ白になるアルビノ株が好まれて、今では色のある株はありません。
アルビノ株はもともと有性生殖能力を失っていました。
今では無性生殖能力もなくなりつつあるわけです。
単一の株を使っていたのはPDO(Protected Designation of Origin)のためです。
PDOはEUの食品保護制度のこと。
他の株を使うとPDOに反するので、カマンベールチーズを名乗れなくなるわけです。
そこで業者は遺伝子を編集して生殖能力を取り戻そうとしているとのこと。
Penicillium biformeというカマンベールチーズのカビに遺伝的に類似した種があり、
これをカマンベールチーズに導入することも検討されています。
ただしPenicillium biformeを使うと、風味や味が変わる可能性があります。
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