映画大脱走(Escape Plan)のネタバレ感想

大脱走は、シルベスタ・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガーが共演したことで話題となった映画。
原題は「Escape plan」なので脱走計画と訳すべきだと思うのですが。
古い方の「大脱走」と同じ題になってますし……。
スタローンが脱獄のプロ「ブレスリン」として、刑務所のセキュリティを調査する為に本当に刑務所に入って脱獄してみせる仕事をしてる、という設定です。



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冒頭は、とある刑務所で囚人と喧嘩して騒ぎを起こし、あえて懲罰房に入ります。
その際にセキュリティをそれとなく観察してます。
この懲罰房がなぜか天井が格子で空が丸見えで、こんな懲罰房が実在するのかなと思いました。
脱獄の為の道具として、トイレットペーパーを水で濡らして固めたり、牛乳パックの内側を薄く剥ぎとってたりしてます。
ペーパーの役割は食事を渡す為の扉の穴が塞がらないようにする為のもので、牛乳パックは暗証番号を把握する為にキーパッドに貼り付けて指紋を見る為。
キーパッドはさすがに感触でバレそうだと思いますが……。
この辺はマクガイバーを思わせますね。

この脱獄のプロにとある依頼がやってきて、
いつもの様にビジネスとしてその刑務所に入ります。
この刑務所は試験的な民間施設で、政府は関知しておらず、
この民間施設を政府が採用するか迷っており、
施設が機能するかを調べてくれと理由を説明されます。
ただし刑務所の場所を教えられないと言われ、一同は不審を感じますが、
高額な報酬でスタローンは引き受けます。
外部スタッフのバックアップを得られないわけですね。

スタローンが指定された繁華街を歩いていると、
なぞの黒塗りトラックに誘拐されます。
これは予定の行動だったのですが、
スタローンの体に埋め込んだ発信機がバレてナイフで引きぬかれてしまい、
本当に追跡不可能となってしまいます。
つまりスタッフ側の事情を把握していたわけで、内通者がいると。

薬で眠らされたスタローンが目覚めると、ガラス張りの独房に入ってました。
なぜか所長が直々にスタローンと面会し、
所長は「ホブス」と名乗るものの、
それは事前に聞かされていた名前とは異なり、
スタローンは事態を怪しんで避難コードを告げます。
しかし避難コードを所長は知らず、
スタローンを相手にせずに立ち去ります。

スタローンは囚人達に喧嘩を売られ、ひとりで戦いますが、
そこにアーノルドが扮する「ロッドマイヤー」が登場し、喧嘩を鶴の一声で収めます。
アーノルドは隔離房に入りたいというスタローンの頼みを聞き、
スタローンとわざと喧嘩をして隔離房に入ります。
ここでいきなりスタローンをぶん殴るのが唐突すぎて面白いです。

隔離房で医者がスタローンを検診しますが、
場所を聞こうとすると医者は一瞬答えようと迷いつつも、返答せず。
しかしこの医者はスタローンを脱水症状だと嘘を付き、
スタローンは隔離房から出されます。
この医者はなにか刑務所の事情を知ってる風に見えます。

スタローンはアーノルドに再び金属片が欲しいと頼みます。
アーノルドはとある人物の居場所を教えると嘘をついて所長に面会し、
その部屋の床にあった排水口のフタを手に入れます。
金属片が欲しいと言われて、
すぐにこの方法を思いつくのはかなり頭いいですね。
でも所持品を何も検査されないのが不思議。

スタローンは隔離房に入った時、床下が排気口だと気付き、
そこから脱獄することを思いつきます。
また刑務所全体が垂直構造になっていることから、洞窟を改造したと推測。
地中のような湿度が高い場所に鉄のネジを使っていることから、
既に内側は錆びているはずで、
金属片で光を集めて熱を与えれば膨張して折れるだろうと。
その為の金属片だったわけです。

頭いい役なんですが、脳筋ヒーローを演じるイメージのスタローンなので、違和感がなくはないですw

スタローンは計画通りネジを外し、排気口から外に脱出。
すると外はなんと海洋上の巨大タンカーの甲板だったという意外な展開でした。

スタローンは海からは脱出できないので、船内へ戻りました。
船内はスタローンが引き抜いたケーブルのせいで浸水が始まり、間一髪で隔離房に戻ります。

ここでスタローンを雇っている会社社長が刑務所長と電話し、
刑務所の堅牢性を証明する為にスタローンを一生閉じ込めてほしいと連絡。
社長は高額な報酬を真のスポンサーから密かに受け取り、
それを刑務所長にも分配することを約束します。
この社長はスタッフの訴えをのらりくらりとかわし続け、
ずっと前から怪しかったので、だろうなと思いました。

ここでスタローンを追い込むべく、
看守達は徹底的にスタローンをいじめ抜きます。
そしてスタローンは弱気になりますが、
アーノルドに励まされて脱獄の意思を取り戻します。

スタローンはマンハイムという犯罪組織のことを知りたがっている所長を利用し、
マンハイムの協力者だと疑われているアーノルドから
情報を聞き出す見返りに自分を外に出せと取引します。

しかしこれは所長を騙すフェイクです。

そしてアーノルドから情報を聞き出す体で接触し、
色んな道具を手に入れてもらい、新しい道具を即席で作ります。
この道具についてアーノルドと相談してますが、
看守から要注意人物扱いなのに、
相談内容に聞き耳を立てる者が誰もいないし、
囚人に看守に協力する者がひとりもいないのも不自然に感じます。
相談内容に聞き耳を立てて密告する者がいてもおかしくないはずです。

この道具は星を観測し、船の緯度を図るもので、
ここでとあるイスラム教徒の協力で「外で礼拝したい」と訴えさせ、星の観測に成功。
その情報から、船がモロッコの沖合にいると推測します。

また医者の助けを借りて、協力させることにも成功。
この医者は登場時点から、自分の仕事に疑問を持っているかのような雰囲気なのでまあわかりますが、
医者が協力する気になったきっかけが、スタローンが過去の書いた著作の記述ってのが都合良すぎだなあと思います。
そんな理由で裏切るかなと。
まあ、本音は別にあってスタローンは体の良いきっかけだったのかも。

医者に頼んで外部と連絡をとってもらい、救助のヘリが船にやってきます。
同時に刑務所内で暴動を起こし、その隙にスタローンとアーノルドと協力者のイスラム教徒は脱出。
しかしその途中で看守に追いつかれ、
イスラム教徒は死んでしまいます。

死ぬ間際にイスラム教徒はアーノルドを先に行かせ、
瀕死の重傷を負ったまま看守達を足止めするという活躍を見せてます。
終盤に出てきたキャラなのに、意外な活躍っぷりでした。

ひとり別行動のスタローンは、追いつかれた看守と肉弾戦。
ここでやっとアクション俳優らしいシーンになってます。
ただし物語展開上の必然性は無いので、ファンサービスかなあと思いました。

外部からやってきたアーノルドの仲間が、
アパッチヘリで船を襲撃し、甲板に出たアーノルドを救出。

スタローンは機関室で排水タンクに潜り込み、
タンクの排水に合わせて船外に脱出してます。
こういう船の内部構造の知識があったんでしょうか?

ヘリに救出され縄梯子を登るスタローンは、
アーノルドにハンドガンを落とすよう要求し、
上手いことキャッチして甲板のドラム缶を撃って爆発炎上させます。
アーノルドが自分で撃ったほうが早いと思うのですが、
スタローンの見せ場作りなんでしょうね。

最後にアーノルドの正体が明かされ、実は彼こそがマンハイムでした。
そして娘をCIAに潜入させ、スタローンの会社にマンハイム救出を伏せて脱獄するよう依頼。
コルテスという名前の囚人が来たら協力するという計画だったと。
これはスタローンが囚人として入所した際の偽名でした。

スタローンは結局、マンハイムの脱獄に協力してたわけです。

最後にスタローンを売った会社社長は、
どこかのコンテナに車ごと誘拐され、
そのまま船に乗せてどこかに運ばれてましたw
機転とローテクな道具を駆使して脱出するのかなと思ったら、
医者とイスラム教徒の協力が無かったら脱獄不可能だったわけで、
期待していたのとはちょっと異なるシナリオでした。

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