古代ローマではdivide et imperaという統治方法で植民地を支配していました。
「Divide et impera」とは、ラテン語で「分断して統治せよ」という意味です。
統治者が民衆を分断し、互いに争わせることで、
民衆の統治者への不満を抑えることを目的としていました。
民衆を小さなグループや派閥に分け、
それぞれのグループに限られた資源や予算を与えるのが基本でした。
この場合、予算はトータルで増やさず、民衆同士で奪い合うように仕向けます。
こうすることで、民衆は互いに競争し、資源の獲得のために争うようになります。
また、一部のグループには恩恵や特権を与え、
他のグループには異なる規制を課すことで、
特権を持つ層がローマに協力するように誘導しました。
これにより支配構造が安定しやすくなり、反抗が減少しました。
この戦略は、古代ローマの政治家であるカエサルやアウグストゥスなどによって用いられました。
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