理化学研究所の実験で、アトピー性皮膚炎の原因がプロテアーゼの増加だとわかったようです。
実験では突然変異でアトピー性皮膚炎になったマウスを使い、その遺伝子変異を調査。
すると「JAK1」というサイトカインのシグナル伝達因子を司る遺伝子が変異していたと。
サイトカインは免疫や細胞分裂、炎症に関する物質のこと。
シグナル伝達因子とは、その物質の増加や変化を別の細胞や組織に伝達する物質のこと。
このJAK1の変異により、リン酸化酵素のキナーゼ活性が増加し、プロテアーゼが増加。
キナーゼ活性とは物質からリン酸基を奪って別の物質へ転写すること。
プロテアーゼとは、タンパク質を壊すタンパク質の総称。
皮膚のプロテアーゼ増加で皮膚のバリアが壊れ、痒みを生じるとのこと。
本来の働きは、古い皮膚細胞を剥がす役割があるそうです。
となると、アトピー性皮膚炎は実は遺伝病だったとなりますね。
従来からも片親がアトピーだと遺伝率30%、両親がアトピーだと50%
と言われていたようで、遺伝子の影響は疑われていたようです。
遺伝子治療でもしない限り、完治はしなさそう。
プロテアーゼ抑制物質を皮膚に塗るというような、対処療法の目処にはなるでしょう。
にほんブログ村
Tweet
この記事のショートリンク
コメントを残す