コカイン中毒はDNA自体を変化させてしまう

カナダのマギル大学の研究で、
コカインがDNAを変化させてしまうと判明しました。
この変化で中毒(依存)が発生するようです。

研究は、ネズミが音や光の合図でコカインを摂取できるような装置を作り、
自発的にコカイン中毒にしたネズミを作り、
その後にコカインを与えない状態を長期間置いたそうです。
そして再び装置を与えると、コカインが貰えないのにコカインを探す行動が発生。

このネズミのDNAを調べると「エピジェネティック」が変化していました。
エピジェネティックとは、DNAの遺伝情報のオンオフを担う仕組みのことで、
DNAにメチル基がくっつくことで遺伝情報の発現が抑制され、
外れることでその遺伝情報がオンになるそうです。

コカイン中毒でこのDNAのメチル化のオンオフが発生し、
行動パターンが変わってしまうとのこと。
長期的にコカインから離れていても、
メチル化のオンオフの状態が変わっていないと、
コカイン中毒の状態はまだ続いているわけです。

研究者は、メチル化をうまく制御することが、
薬物依存症の克服の鍵となると見ています。

この研究対象はコカインのみですが、
恐らく他の薬物にも当てはまるはず。
更に言うと、アルコール依存症も含めて、
色んな依存症にも当てはまるんじゃないとか思います。

Cocaine addiction, craving and relapse

Role of DNA methylation in the nucleus accumbens in incubation of cocaine craving.

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