猫の肛門腺しぼり

猫には肛門の左右に「肛門腺」と呼ばれる臭い物質を分泌させる腺があります。

この分泌物がサラサラなら正常。
ドロドロしていると、定期的に「肛門しぼり」をしないと、腺がつまります。

以下の症状がある猫は肛門しぼりが必要な猫です。

・過去に肛門腺破裂を起こしたことがある
・肛門腺の分泌物が泥状
・肛門腺の分泌物が溜まると、お尻を床にこすったり、過剰に舐める
・肛門腺の分泌物が溜まると、排便時に痛みやしぼりを見せる

肛門腺は時計で言うと4時と8時の部分にあります。
ハの字の位置と言ってもいいです。

肛門をよく見ると、肛門に近い位置に開口部が見えます。

肛門しぼりは、この開口部を親指と人差し指で押し出します。

肛門腺の分泌物はかなり臭いがキツイので、ゴム手袋をしたり、ティッシュ越しに肛門しぼりをします。

しぼったあとは、肛門周辺を軽く拭き取ります。

ただし、肛門腺の分泌物が固まっているときは、無理に絞ると肛門腺が破裂します。
肛門しぼりは必ずしもやらなくてはならないわけではないので、無理することはやめましょう。

やはり自宅で素人がやらずに、専門の獣医にやってもらうのがオススメです。

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