アメリカのミシガン大学医学大学院と
カリフォルニア大学アーバイン校を含む研究グループが、
鬱病患者の脳内ではFGF9というタンパク質が増加していることを突き止めました。
A new factor in depression? Brain protein discovery could lead to better treatments
実験は鬱病を患ったまま死んだ人の死体と、
そうでない人の死体を解剖して、脳内物質を比較。
すると、鬱病患者の脳内でFGF9が大量に見つかったと。
FGFとはFibroblast growth factorsの略で、
血管の新生や傷の治癒、胚の発生にも関わる物質。
このFGF9は骨の形成にも関わるタンパク質ですが、
これが増加することで、他の種類のFGF系タンパク質が減少し、
脳内での細胞増殖を抑制してしまうそうです。
またネズミを使った実験で、
ストレスを与える群とそうでない群との脳内物質を比較。
ストレスを与えた群では、海馬にFGF9が増加していたとのこと。
また、脳にFGF9を注射すると、不安が高まり、動きが鈍くなり、
鬱病と似た症状になったそうです。
最後にFGF9を作れなくなるRNA阻害ウイルスを脳内へ注射したところ、
FGF9の量を30%低下させ、不安症状も無くなったそうです。
人間の患者に同じような治療をすると、
FGF9を必要とする組織への供給が減って、
別の問題が起きそうですね。
FGF9は毛髪の生成にも関わっているようなので、
FGF9阻害薬を飲むと、禿るかもしれませんw
まあ、鬱病よりも禿げの方がマシかも。
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