アメリカがどういう国か、連中の支配層がいま何を考えているかを解説(推測)している本。
著者が言うアメリカの特徴をいくつか抜き出すと、
・アメリカには、金融規制か金融支援かの対立が常にある。
これはどこの国でも同じな気がするけど‥。
まえがきで、アメリカに肯定的な本と否定的な本があってどちらが正しいかわからないと訴える読者がいるという話をしてるんで、アメリカも一枚岩の国ではないと言いたんだろうな。
・アメリカは保守もリベラルも、政治家も草の根運動団体もトータル・ウォー・アプローチ(敵対者を絶対的な悪とみなして徹底否定する)をとる。
ヨーロッパ人が長年とっている「バランス・オブ・パワー」と呼ばれる国家間のバランスを重視する態度をとらない。
アメリカ人は単純な正義を好み、バランス・オブ・パワー的な発想を「汚いもの」とみなす。
悪の枢軸国ってのもアメリカが言い出したんだっけ?
徹底否定って発想は、頭の悪い民間レベルでは世界中どこでもありそうだけど、政府レベルでもってのがアメリカだという‥。
日本に置き換えると、脱原発・反原発ってのが徹底否定系かな?
・ウィキリークスでアメリカの情報が盛んに漏洩されているのは、911以降に情報共有が重視されたから。
ウィキリークスってただの反米組織じゃないのかと思ってたけど。
情報共有が盛んに為されるようになったので、アメリカの情報漏洩が多いそうな。
・アメリカでは新しいメディアを活用した人が大統領になっている。
ルーズベルト → ラジオ
ケネディ → テレビ
オバマ → ツイッターなどインターネット
政策の内容ではなく、メディア活用がうまい側が選挙に勝つ。
・グリーンレボリューションと呼べれるマリファナビジネスが台頭しつつある
地方経済の財政が苦しいため、マリファナビジネスに期待をかけているそうな‥。
歴史的にドラッグを緩和して繁栄を持続できた国なんてないので、アメリカも衰退傾向と見るべきだと思う。
・ソーシャルメディアで第二のITバブルを起こそうとしている。
エジプト政権打倒に大きく貢献したことで、Facebookの企業価値が過大に見積もられている。
これに伴って、同業他社も企業価値評価が異常高騰。
・米中の本格対立と新冷戦化
アメリカは日本の政財界の媚中っぷりを見て、日中が組んで反米化するのではと危惧しているそうな。
日本がアメリカから見放されると、日本が「中国倭人地区」となりうるとも。
・新しいトレンドの発祥地となったニューヨーク(ウォール・ストリート)発のカルチャーは、心理学を駆使して人為的にブーム化させている
心理学を使って自然発生的なムーブメントに見せてるんだろうね。
・グラススティーガル法(預金業務と投資業務の分離)によって、アメリカでは50年間金融機関が安定していた
施行された1933~同法停止の1983年まで、50年間の安定ってのは驚き。
これは破綻した金融機関の件数をグラフ化して証明してる。
・アメリカのトモダチ作戦は、日本の権力空白化を恐れたから
権力空白化により、中露の日本侵略・支配を防ぎたかったと。
アメリカが空母を派遣してもなお、中国は尖閣諸島にアプローチしてきたのだし、香港の新聞すら日本が弱体化した今こそ尖閣諸島を取るべき、と煽っていたそうな。
ロシアも戦闘機を北海道近くに送ってたっけ?
それと日本列島をぐるりと一周することすらやってたね。
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