メメント感想

新しいことを記憶できない男が、妻を殺した復讐相手を探すミステリ映画。
記憶できないので、重要な情報を体に刺青したり、ポラロイドで写真を撮ってメモを書いたりしてます。
メメント [DVD]


映画の構成が変わっていて、まず復讐相手らしき男を殺す結末から始まり、数分のシーンずつできごとを断片的に逆にたどっていきます。
ある女性「ナタリー」が復讐相手の情報を主人公に提供していたことと、主人公が殺した「テディ」も情報提供していたことがわかります。
シーンを逆にたどることで、前のシーンの行動の理由がわかります。
一方、白黒のシーンも挟まり、こっちは誰かに電話しているようで順に進みます。
その内容は、自分のように前向性健忘となった「サミー」という男の話。
後半あたりから、彼がナタリーに記憶喪失を利用されてるとわかります。
最後は、冒頭とは別の復讐相手を見つけて殺しますが、そこへ冒頭の男「テディ」が登場。
テディが言うには自分は警官で、主人公はすでに復讐を遂げたがそれすら覚えていないと主張します。
さらに、主人公が語っていた「サミー」とは自分のことで、妻が死んだのは主人公のせいだとも。
自分が妻を殺したことを受け入れられず、サミーなる人物を創造したと。
主人公はテディを信じず、疑心暗鬼になり、復讐相手を探し続けることに生きる意味があると思い込みます。
そして、自分が復讐を遂げた証拠となるメモや写真を焼き捨ててしまいます。
結局、テディが本当に警官で、主人公に協力していたのか、最後まで何が真実かはわからないままです。
途中までは面白かったんですが、結末が煮え切らないです。
テディが正しいなら、ジョンGに復讐済みで、主人公はそれを忘れている。
主人公の妻は主人公の過剰注射で死亡。
サミーなる人物はただの詐欺師。主人公が自責の念から逃れるために、自分がやったことをサミーがやったこととして、記憶をすりかえた。
映画中、何度も主人公と妻のカットがフラッシュバックしますが、何を意味しているかは不明。
ただの思い出の回想に見えます。
テディが「真相」を打ち明けるときもそのフラッシュバックがあり、
あたかもテディが真実を語っているように仄めかしていると解釈できますが、
主人公が妻を殺したと言える明確な描写ではないです。
妻の腿をつねる動作をするだけ。
この動作が、健忘ゆえのインシュリン注射の過剰投与に思えますが、
妻だって主人公が自分に何度も同じ注射をしようとしたら止めるか逃げるでしょう。
テディの警察手帳を見つけてるので、警官だってのは本当でしょう。
ただ、主人公とともに復讐を遂げたのはどうか。
テディは主人公を利用して、取引の金を横取りしようとしただけかも。
主人公が笑っている写真を見せて、自分が協力して復讐を遂げた証拠と主張したけど、証拠としては弱すぎます。
主人公を利用して麻薬取引の金を横取りしようとする男が、主人公の復讐を認める動機がよくわからないです。
1年前に復讐を終えたというはなしも、今回と同様に主人公を騙して麻薬取引の金を横取りしてたのでは?
表向きは「生きる意味」とか言ってますが、この可能性を懸念して、
主人公はテディを次の「ジョンG」に仕立てたんじゃないかと思います。
ジミー殺害後に、テディの車のナンバーを入れた刺青をし、
その刺青に基づいてテディを殺したので、テディ殺害後は復讐は終わるでしょう。
車のナンバーを照会すれば、持ち主であるテディが死んだこともわかるでしょうし、
そのテディがジョンGなわけだから、自分の復讐は終わっていると判断するんじゃないかと思います。
もしかしたら、「復讐は終わった」という刺青を入れるかもしれませんね。
「生きる意味」という考え自体、忘れているでしょうし。
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