イギリスのプリマス大学とブラッドフォード大学の実験によると、
酒のせいで「人が変わる」事はなく、単に本来のその人の道徳観が出るだけと判明。
実験では、人の様々な表情を撮った写真を見て、その感情を想像させるテストを実施。

その後、ウォッカをたくさん飲ませて泥酔させ、同じテストを実施。
すると、酔うほどに悲しみの表情を面白がり、幸せそうな表情を不快に思うようになったそうです。
これは酔う事で脳機能が低下し、共感能力も低下したからと考えられます。
また、包丁でキュウリを切っている2種類の画像を見せて、痛みを感じるか評価させるテストも実施。

すると、酔う前は包丁が指に当たっている画像を見て、痛みを感じるという共感を示していたのに、
逆に酔うほどに包丁が指に当たっている画像を面白がるようになったそうです。
一方、酔う前と酔った後で「トロッコ問題」も実施。
トロッコ問題とは、暴走するトロッコの先に5人の作業員がいて、
あなたの目の前に太った人が橋の上に立っているという状況で、
太った人を突き落とすとトロッコを停止できるという問題の事。
これはVRゴーグルで仮想映像を見せて、暴走するトロッコを前に太った人をどうするかを見る実験でした。
実験結果は、酔う前と酔った後では行動は変わらなかったとの事。
つまり、酔う前から人を突き落とした人は、酔った後でも突き落としたし、
そうでないひとは、酔った後でも突き落とさなかったと判明。
この実験はその人の道徳観が反映します。
なので、酒に酔っても道徳観は変わらなかった訳です。
以上から、人は酔うと共感能力が低下しても、道徳観は変わらないと言えます。
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