カテゴリー: 宇宙科学

  • 地球は第二世代の惑星だったという新説

    カリフォルニア大学サンタクルズ校の天文学教授によると、
    初期太陽系にて木星は今よりずっと内側にあり、
    初期に形成された惑星をどんどん破壊していたようです。

    木星は「壊し屋」だった、太陽系形成過程に新説

    根拠は、天の川銀河の恒星系を観測すると、
    恒星の周囲のごく近い距離に岩石型の巨大惑星が多々見られること。
    一方、太陽系近傍には小サイズの岩石惑星しかありません。

    これは初期太陽系では木星がもっと内側にあり、
    木星が巨大岩石惑星を引っ張って衝突させていたと考えると説明がつくとのこと。

    木星はその後、土星の重力で引っ張られて今の位置まで移動。
    木星で破壊された惑星の破片が集まり、
    今の水星や金星、地球、火星が生まれたと解釈すると、
    他の恒星系の観測データと辻褄が合うようです。

    つまり地球は「第二世代」の惑星だったと。

    この説が正しいなら、惑星の形成に必要な時間は従来の説よりも短いことになります。

    既存の説では、太陽は今から50億年前に生まれ、
    地球の推定年齢は45億年ですから、
    5億年かけてチリが集まり岩となり、岩が集まり小惑星となり、
    小惑星が集まって地球などの内惑星ができたとされています。

    地球など内惑星が第二世代なら、5億年の間に「世代交代」があり、
    第一世代の巨大岩石惑星は極短期間で形成されていたことになります。

    (1)第一世代惑星の形成
    (2)木星による破壊
    (3)第二世代惑星の形成

    という三段階のプロセスが必要ですから。

    また、太陽が核融合を始めたことで太陽風が生まれ、
    周辺のガスを押し出して今の木星や土星の位置にガス惑星が誕生した、
    という説も見直しが必要になります。

  • 探査機はやぶさ地球帰還で燃え尽きた時の映像

    2010年6月13日に地球に帰還した探査機はやぶさが、大気圏で燃え尽きた時の映像をNASAが空撮していたそうです。
    探査機はやぶさ地球帰還で燃え尽きた時の映像
    探査機本体はバラバラになって燃え尽き、その右下の小さな赤い光点がサンプルを回収した耐熱カプセルです。
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  • 地球の風の流れを可視化するウェブアプリ

    世界中の天気予報サイトからデータを集め、
    風の流れる向きと速度を可視化したウェブアプリです。

    地球の風の流れを可視化

    地球(世界風速)

    左下の「地球」をクリックすると、日付などを設定できます。
    「操作」の「<<」「>>」をクリックすると、過去のデータも、未来予測も見れます。
    「海」を選ぶと海流の可視化になります。
    「高度」を選ぶと、その高度での風を可視化できます。
    「投影法」で地図の種類を選べます。

  • 国際宇宙ステーションの映像をストリーミング配信

    欧州宇宙機関が2014年4月30日より、国際宇宙ステーションのリアルタイム映像を配信開始しました。

    カメラが宇宙放射線にどのくらい耐えるかを調べるのが目的らしいです。
    国際宇宙ステーションの映像をストリーミング配信
    画面が真っ暗→夜の地域
    画面が灰色→カメラ切り替え
    とのこと。

    国際宇宙ステーションは90分ほどで地球を一周しています。

    いずれはインターネット時代にこのような配信が行われるだろうとは思いましたが、やっと実現したのですねえ……。

    一応、Embedコードを貼ってこのページでも視聴できるようにしていますが、NASAの公式ページへ見に行ったほうが、ページの右側にリアルタイム位置情報が載っているのでお勧めです。
    国際宇宙ステーションの映像をリアルタイム配信
    ISS HD Earth Viewing Experiment
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  • 宇宙空間からのスカイダイビングで世界記録となった全映像をGoProで撮影

    GoPro使用のスカイダイビング動画。(HD HERO2 camera使用とのこと)
    ただし高度は「24マイル」≒38.62キロメートル。
    宇宙空間からのスカイダイビングで世界記録となった全映像をGoProで撮影
    レッドブル協賛企画「Redbull stratos」という宇宙から地表へ自由落下するプロジェクトがあったそうです。
    そのスカイダイバーとして、「Felix Baumgartner」というオーストリアのスカイダイバーが選ばれたとのこと。
    彼はこのダイビングで世界記録保持者となったそうです。
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  • アラスカの氷が割れて海へ流れる様子を宇宙から撮影

    アラスカの氷が割れて海へ流れる様子を宇宙から撮影
    VIIRSという地球観測衛星から撮影した、アラスカの氷が割れて海へ流れる様子。
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  • 巨大な太陽コロナ質量放出が噴水のように噴き上がる

    巨大な太陽コロナ質量放出が噴水のように噴き上がる
    CME(Colonal mass ejection)が噴水のように噴き上がる様子を、太陽観測衛星が撮影。
    地球が余裕で覆われるほどの巨大さなのに、CMEとしてはこれで「中規模」らしいです。
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  • 地球の大陸移動を1分20秒に短縮

    地球の大陸移動を1分20秒に短縮
    地球の大陸が移動する様子の6億5千万年分を1分20秒に縮めた動画。
    元は1つの大陸だったとされる地形から始まり、現在の姿へ。
    さらに2億5千万年後の姿も描いています。
    プレートテクトニス理論から未来の姿を予測しているようですね。
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  • 地球はかつて1つの大陸だった

    地球は太古の時代に1つの大陸でできていたという「パンゲア理論」に基づくCGアニメ動画。現代の地球上の大陸の姿から時間が遡り、1つの巨大な大陸へと収斂する様子を描いています。ただ、大陸が収斂するにつれて、地球のサイズも小さくなり、地球上が全て陸地で覆われてしまうのが不自然なんですが…。※10分もの長尺動画です。

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