40Hzの音でアルツハイマー病の原因物質を除去できる可能性

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カリフォルニア大学サンディエゴ校などの研究チームが、
アルツハイマー病の原因物質を除去できる研究を発表。

研究では、人間のアルツハイマー患者に似た脳の変化(アミロイドβやTauタンパクの蓄積)が見られる高齢のアカゲザルを使ったとのこと。

サルたちに40Hzのクリック音を7日間連続で聞かせたところ、
脳脊髄液中のアミロイドβ濃度が200%以上に急増。
これは、アルツハイマー病の原因物質アミロイドβが、
脳から排出されたことを意味します。

実験条件は、毎日午前10時から11時までの1時間、
60dBの強度(洗濯機や掃除機の音)で40Hzの音を聞かせるというシンプルなもの。

40Hzの音は、脳波の「ガンマ波」(40Hz帯域)と関連しており、
脳のクリアランス(老廃物除去)を促進するという仮説があります。

類似の研究として、40Hzの点滅光による光刺激でも同様の効果が報告されています。

研究で使われたのと同じ音と光の刺激を体験できるYouTube動画が公開されています。「40Hz Light and Sound (Flat 10kHz) Gamma Brainwave Used in MIT Research to Prevent Dementia」という動画です。

ただし、効果を適切に得るには4K(2160p60fps)で再生することが重要とのこと。

40Hzクリック音は10kHzの高周波キャリアを含む鋭いパルスで、
低ビットレートでは高周波成分が圧縮により丸められ、
特徴的な「カチカチ」という鋭さが失われてしまいます。

40Hzの光フリッカーは1秒に40回という非常に速い点滅のため、
低解像度やフレームレートでは点滅がぼやけてしまい、
脳へのガンマ波エントレインメント効果が弱まってしまいます。

ガンマ波エントレインメント効果とは、
外部からの規則的な刺激(音や光など)に脳波のリズムが同調していく現象です。
ガンマ波とは約30〜100Hz(特に40Hz前後)の周波帯域の脳波で、
40Hzの音や光刺激によって脳波を40Hz帯域に同調させることで、以下のような効果があるとされています。

脳のクリアランス機能の活性化:
ガンマ波の活動が高まると、脳内のグリア細胞(特にミクログリア)が活性化し、
アミロイドβなどの老廃物を除去する働きが促進されると考えられています。

神経ネットワークの同期:
脳の異なる領域間で情報がスムーズにやり取りされ、
認知機能が向上する可能性があります。

脳血流の改善:
ガンマ波の活動に伴い、脳への血流が増加し、
栄養や酸素の供給が改善される可能性があります。

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