死霊のえじきのネタバレ感想

 
映画やドラマ

ニコ生で配信していたのを視聴した感想です。
最近ニコ生の映画をよく見てます。
TSだと好きなときに見れるので、重宝してます。(^^ゞ

死霊のえじきは原題が「Day of the daed」で、
ロメロ監督の「ゾンビ三部作」の3作目

ゾンビがあちこちに蔓延してしまったアメリカが舞台。
この世界は40万に1人というゾンビと生存者の比率らしく、かなりゾンビ化が進んでいます。
三部作は物語はつながっていませんが、世界観はつながっています。
3作目なのでもう絶望的にゾンビが広まっているわけです。

原題はゾンビ感染が広まった世界の日常を意味していると思います。
邦題は原題の意をまったく汲んでいないかと……。


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まずは、女研究者が主人公で、他の生存者をヘリで探しているけど見つからないという導入。

生き残った少数の人はほぼ白人で、
ゾンビを研究する科学者達と博士、
軍人グループ、
両者と距離を置いて打ち解けずにいるヘリのパイロットの黒人がひとりだけ。

ちなみに女も主人公ひとりだけで、軍人から度々セクハラ発言を受けていますw

博士は研究用にゾンビを生け捕りにし、
生きたまま?内蔵を切ったりして「人体実験」してるのですが、
このうちゾンビ化した「少佐」をすら実験に使っています。
いわゆるマッドサイエンティストですね。
この内臓がなくなっているゾンビの特殊効果がリアル。
本物の家畜の内臓とかを使ったんじゃないですかね。
この実験はあとで科学者が軍人に見捨てられる原因となります。

軍人は銃で威圧して研究成果を出すよう脅してますが、
研究チームの博士はゾンビのひとりを「飼いならし」、人に慣れさせることに成功します。

しかしこれは軍人が望んだことではなく、軍人は怒ります。
このゾンビが実は最後に活躍する伏線。
人に慣れるゾンビというのは初めて見ました。

前半の1時間位は施設内の日常描写で退屈。

後半では、いつものようにゾンビを生け捕りにしていると
女主人公の恋人がヘマをやらかしてゾンビの拘束を解いてしまい、
軍人ふたりと自身もゾンビに噛まれてしまいます。

軍人は首を噛まれてしまい、仲間が射殺。
恋人は腕を噛まれ、女主人公が腕を切断して切断面を火で炙ってます。
この一連のシーンがなかなかグロいです。

恋人のヘマに怒った軍人は恋人も射殺しようとしますが、
女主人公は感染は防いだと主張。
一時は軍人との対立は免れます。

しかし研究者側はパイロットと相談し、ヘリを奪って脱出しようとします。
その際に博士の部屋を漁るのですがと、
研究者のひとりが生首のまま実験用に生かされていると気付きます。
生首のまま目をギョロギョロ動かしたりするこの特殊効果もリアルです。
特殊効果が向上した時代の映画なんでしょうね。

それから博士が深夜に行っていた実験を目撃し、
ゾンビへのご褒美として人肉を与えていたことを知ります。
この人肉は軍人の死体を密かに保存して切り取っていたものです。

これを軍人も知ってしまい、軍人たちは怒って博士を射殺。
女主人公も地下のゾンビが蔓延する洞窟に放逐されます。
この洞窟は奥で外につながっていて、女主人公はなんとか脱出しようと洞窟を進みます。

一方、腕を切断した恋人は、
施設のエレベータ操作板を破壊し、軍人達を閉じ込めます。
これは外のゾンビを施設内に入れる為の罠。

パイロットは軍人達の隙を付いて逆襲し、銃を奪って逃走します。
これはパイロットが強すぎじゃないかと思いますね。
まあ、ろくに訓練を受けていない軍人だったのかもしれません。

そしてパイロットも洞窟に自ら入り、女主人公の後を追います。

外に出ていた恋人は自らを餌にしてゾンビたちをエレベータに誘導し、
死の間際に遠隔スイッチを押して施設内にゾンビを招き入れます。
そして取り残された軍人たちはゾンビの大群から逃れられず、
ひとりずつ次々に捕まって死んでしまいます。

軍人たちは体を千切られて首をもがれたりと、ここでもグロシーンがあります。

軍の隊長は我先に仲間を見捨てて逃げるんですが、
そこに博士が飼い慣らしたゾンビが登場。
このゾンビは銃の使い方を学習しており、
手に入れた銃で隊長を追い詰め、射殺します。
射殺後に博士から教わった敬礼をしてるのは「名シーン」とされていますw

なぜ殺したかと言うと、博士の死体を見つけて軍人に殺されたと理解したからです。
博士曰く、ゾンビの中の「優等生」らしいですw
博士の死体を見つけて、ゾンビが慟哭するような感じになるのが面白いです。

あとは洞窟を抜けた女主人公達にパイロットも合流し、
ヘリポートまで間一髪で逃げ切って脱出。
ここで一見、夢オチを思わせるカットのつなぎ方も面白いです。
そうではなく、脱出後の疲労から寝てしまっただけ。

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