手持ちの旧NISAの株が含み損を10万くらい抱えている。
この株を放置していいか調べた。
旧NISA株が2025年末、強制的に一般口座に移管となる。
その移管時点の株価が、買値扱いになる。
例:100万で勝った株が時価90万=含み損10万。
移管時点で時価90万だと、90万で買ったという扱いで一般口座になる。
旧NISAのまま売ると、
旧NISAでの売買は損益なし扱いなので、
確定損失が損益通算の対象外となり、10万丸ごと損をする。
移管後に更に値下がりすれば損失が損益通算に該当し、損失補填可能。
つまり別の株の売却益と相殺できる。
手持ち株には含み益もあるので、相殺したい。
移管後に値上がりする場合、売却益税がかかるのでその分、損する。
もし95万に上がれば、5万の利益に税がかかる。
実際の損失は5万だが(100万のものを95万で売るので)、
損益通算=相殺可能なのでトータルでは得する。
もちろん本来の買値以上に上がる可能性もある。
110万で売れれば実際は10万の儲けだが、
制度上は90万で買った扱いなので20万の儲け扱い。
売却益税が余分にかかるが、トータルでは得する。
移管後に更に値下がりするなら、損益通算での損失補填が可能。
例:80万で売ると、実際には20万の損だが、10万の損という扱いで、10万分は損益通算できる。
ただし放置の間は資金が活用できない。
損切り確定後に別の銘柄を買えば、損失の何倍も儲かる可能性もある。
他に有望な株があるなら、損を切るのも手ではある。
ちなみに既に含み益があるなら、旧NISAで売った方が売却益税はかからないので得。
ただし、今後も伸びる見込みなら、20%の売却益税を払ってでもホールドが得。
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