ドイツのせいで欧州全域で停電が起きた事がある

2006年に欧州全域で停電が起きた事があります。
それはドイツの送電所で送電を停止したのが原因でした。

世界の大停電、原因と対策を探る

当時のドイツはクルーズ船「ノルウェージャン・パール」の初航海の為に、エムス川沿いの送電線を一斉に停止。
すると他の送電所の負荷が高まり、欧州の他の国の送電線も次々に停止。
停止したのはドイツ、フランス、ベルギー、イタリア、スペイン、オーストリア、オランダ、クロアチアとのこと。

これは欧州全域で共通の規格で送電設備を作っているのが原因。
日本のように東日本と西日本で異なる規格だと、少なくとも日本全域で停電が起きる事態は避けられます。

東日本では50Hz、西日本では60Hzと周波数が違っています。
このせいで東日本と西日本ではそのまま電力の融通ができません。
ただし周波数変換施設で越境送電が可能となっています。

と言っても、別に不測の事態の為に2系統に分けたのではなく、
電力網導入の際に、東と西で異なる機材を購入しただけ。
その時の機材の動作周波数がそれぞれ50Hzと60Hzだったのが原因。

それが結果的に災害時などで送電所が停止し、
引き替えにどこかの負荷が高まっても、
日本全域停電にならない仕組みになっているようです。

しかし、先の東日本大震災では電力が不足した関東圏に対して、
電力が余っていた関西圏の電力を融通するのが困難になり、
関東圏では長期的な節電が求められました。
緊急事態にしか使わない周波数変換施設に多額の設備投資をする訳にはいかないので、仕方ありません。

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