アメリカのプリンストン大学の研究で、ショッピングサイトの1割にダークパターンを発見したそうです。
ダークパターンとは、購入者を錯覚させるUIで収益を増やそうとする手口の事。
調査したのは11000サイト、53000ページとのこと。
うち1818サイトで、以下の15個のダークパターンを発見したそうです。
- 勝手に商品をカートに入れる。
商品をカートに入れる際に、別の商品も初めからチェックされていて、そのチェックを外さないとカートに入ってしまいます。 - 購入直前に新しいコストを追加する。
必要な手数料などを予め表示せず、購入確定時に突然表示します。 - 無料のサブスクリプションを装う。
一見無料に見えるけど「詳細」をクリックしないと、本当は金がかかると気付きません。 - カウントダウンタイマーを表示する。
「時間内に購入しないとボーナスが貰えない」などと錯覚させて、冷静な判断力を失わせます。 - 期間限定を装う。
本当は期限など無かったり、期限は相当に後の日付なのに、期限がいつなのかを明示しません。 - 確認メッセージで錯覚させる。
ボタンをクリックするとどうなるのか、不明瞭な文章にします。
ディスカウントで購入できるボタンに「I’d like the discount」と表示し、
一方でキャンセルボタンには「I’d like full price」などの誤解を招くメッセージを載せています。
たいていの人はキャンセルボタンだと気付かず、購入ボタンをクリックしてしまいます。 - 視覚的に差を付ける。
購入ボタンは明るい文字、購入を拒否するボタンは薄い文字にして見づらくします。 - 誤解させる文章。
オプトイン(チェックすると同意したとみなす)の為のチェックボックスを装って、
実はオプトアウト(チェックしないと同意したとみなす)のチェックボックスにします。 - 購入時にアップグレードなどを要求する。
購入しようとすると、アップグレードやより高級な商品を買うように勧めるポップアップを表示します。 - 他の購入者の表示をする。
商品ページや購入ページに「他の購入者が何人いるか」を表示します。
これは社会的証明と呼ばれる手口で、他の購入者がたくさんいると安心して買ってしまう訳です。 - お客様の声を表示する。
本物のお客様の声かわからない、出所不明なレビューを表示します。 - 在庫不足を煽る。
本当に在庫不足かはわかりません。 - 売り切れの可能性を煽る。
今買わないと売りきれるかのような文章を載せます。
カウントダウンと似てますね。 - キャンセルを難しくする。
サブスクリプションの申し込みはオンラインで簡単なのに、キャンセルは手間がかかるようにします。
例えばカスタマーサービスに電話しないとキャンセルできません。 - アカウントの加入を強制する。
商品の販売ページを見たいだけなのに、ユーザーアカウントの作成を促すフォームやポップアップを表示します。
利用規約に同意するには、キャンペーンメールの送信にも同意しないといけないようにします。
Dark Patterns at Scale: Findings from a Crawl of 11K Shopping Websites
日本のショップサイトでも、いくつかはダークパターンをやってますね。
例えば、楽天では購入時にショップのキャンペーンメールの承諾のチェックボックスに初めからチェックが入っています。
サプリメントの定期購入をするサイトでも、キャンセルには電話が必要なところが多いです(ラクビというダイエットサプリがこれでした)。
楽天でもアマゾンでも、本物のユーザーなのかよくわからないレビューが載っています。
楽天でもアマゾンでも、期間限定セールでカウントダウンタイマーを表示してます。
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