遺伝子操作した蚊で蚊を撲滅する実験が逆に繁殖していた

ブラジルのバイア州にあるジャコビナで「蚊を撲滅させる実験」が失敗していたそうです。
実験に使ったのは、Oxitec社が開発した「遺伝子操作したオスのネッタイシマ蚊」。
この遺伝子操作は、優性致死遺伝子を発現させる方法が使われています。
このオスとメスが交配すると、メスの胎内で卵が死んでしまうそうです。

実験が行われたのは、2013年6月から2015年9月まで。
「オスのネッタイシマ蚊」を45万匹、森林に放しています。

実験を始めると、当初は85%減少したものの、その後は元の数に回復。
これは、遺伝子操作した蚊を避ける方法をメスが学習した為と考えられるそうです。

この遺伝子操作はトランスジェニックと呼ばれる別の種の遺伝子を組み込む方法で、
キューバやメキシコの蚊の遺伝子を組み込んだせいで「ハイブリッド」化した蚊が生まれているようです。
つまり、致死遺伝子が発現してないんですね。
ハイブリッド化した事で、殺虫剤に耐性が付いてしまった可能性が高いとのこと。

ちなみに、このコンセプト自体は有効な手法で、沖縄ではウリミバエの根絶に成功しています。
沖縄の場合は放射線を当てて、交配しても卵が育たないようにしたメスを使ってます。
なので、ブラジルの蚊もオスではなくメスを使うべきだったのかもしれません。
もちろん、メスを使ってもオスが不妊メスを避ける方法を学習していた可能性もありますが、ウリミバエのケースでは根絶できているので成功した可能性が高いです。

Transgenic Aedes aegypti Mosquitoes Transfer Genes into a Natural Population

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