微生物は宇宙空間でも数%は生き延びる

国際宇宙ステーションで2015年から行われていた「パンスペルミア仮説」の実験で、
微生物は宇宙空間でも数%は生存できると判明しました。
パンスペルミア仮説とは、地球の生命体は地球で生まれたのではなく、
宇宙からやって来て地球で進化したという説のことです。
提唱者はスウェーデンのスヴァンテ・アレニウスという科学者。
微生物の生命活動を化学現象と捉えると、低温環境では化学反応もゆっくりと進むので、その分寿命も長くなるとスヴァンテは考え、
気温10度で1日で死ぬ微生物は、マイナス200度だと300万年は生きると計算しています。
今回の実験では微生物を紫外線が当たるステーションの外側に設置。
3年後に微生物の生存率を調べ、数%が生きていたそうです。
紫外線が当たらない場合は数十年は生きるだろうと研究者は予測しています。
ちなみに3年という時間は、火星から地球へ到達できる最短の時間とのこと。
これは恐らく岩石パンスペルミア仮説で、スヴァンテの説は光パンスペルミア仮説で、微生物が移動する方法が異なります。
光パンスペルミア仮説の場合は、微生物が光圧で押されて宇宙空間を移動する説です。
よって、太陽光に逆らう軌道となる火星から地球への移動はありえません。

微生物は紫外線下で長期間生存可能:国際宇宙ステーション曝露実験|プレスリリース

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