ネアンデルタール人は自滅しただけ説

従来の定説では、ネアンデルタール人は現生人類に抹殺された事になっています。
なぜなら、現生人類の登場とネアンデルタール人の絶滅が同じ時期だからです。
しかし、オランダのアイントフォーヘン工科大学のシミュレーションでは、単に自滅しただけという結果になったとのこと。
自滅説の根拠は以下の3つの事実。

  1. 1つ目はネアンデルタール人は数百人程度の小規模なコミュニティに住んでいたこと。
    小規模なコミュニティでは近親交配が起きやすく、遺伝病など有害な突然変異が発生しやすい。
  2. 2つ目はアリー効果と呼ばれる現象で、小規模なコミュニティが欧州中に分散していたせいで、
    コミュニティ同士の連絡がなく、適切な配偶者を見つけにくく、子孫を増やしにくかったようです。
  3. 3つ目は死亡率が高い年があると、小規模なコミュニティでは子孫を残せなくなること。
    感染症や災害などで人が大勢死ぬと、小規模なコミュニティは維持できなくなります。
    生き残りがいても、近隣に同種族のコミュニティはなかったので、子孫を残せずに死んでしまいます。

上記の条件を織り込んでコンピュータシミュレーションを10000年分行うと、
ネアンデルタール人は外敵の攻撃なんか無くても絶滅するようです。

ただし、同時代の現生人類は欧州各地に広く分布していたので、
ネアンデルタール人の移動をより困難にしていた可能性があります。
現生人類がネアンデルタール人の絶滅に全く関与してなかったわけでもないとのこと。

個人的には、現生人類とネアンデルタール人との混血が増えた説が正しそうと思ってました。

Neanderthals may have died out due to sheer bad luck

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