アルマハータシッタ隕石は惑星の破片だった可能性が高いそうです。
根拠は内部からダイアモンドが見つかった事。
アルマハータシッタ隕石とは、2008年にスーダンのヌビア砂漠に落下した隕石。
ヌビア砂漠上空37キロで爆発し、破片が周囲に飛散したそうです。
推定では元の大きさは4メートルとのこと。
ちなみに、アルマハータシッタの名前の由来は近郊の駅の名前。
隕石内部から見つかったダイアモンドには鉄硫黄化合物の斑点があり、
この斑点の生成は20ギガパスカルという圧力が必要で、
この圧力は水星や火星くらいの質量がないと生じないそうです。
原始太陽系には今よりもたくさんの惑星が形成されながらも、
衝突を繰り返して今の惑星に収斂したと考えられています。
アルマハータシッタ隕石はその時代の名残とのこと。
それにしても水星や火星くらいの惑星が衝突って想像つかないですね……。
もしかしたら、地球由来の破片かもしれません。
地球の月形成の仮説としてジャイアントインパクト説がありますが
これは今の月よりも小さいサイズの天体が原始地球に衝突し、
地球の地殻やマントルを吹き飛ばして、その残骸が月になったという説。
その際の破片が何十億年も地球近傍にあって、
2008年に落下したのかもしれません。
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