お気に入りの曲の歌詞で性格と愛着スタイルが分かる

カナダ・トロント大学の研究チームの調査で、
お気に入りの曲の歌詞で性格と愛着スタイルが分かると判明。

この研究は、502名の一般参加者を対象に、
彼らの好きな曲の歌詞とそれに関連する性格特性や愛着スタイルを調査したものです。

研究によると、外向性が高い人はカントリーなどのゆっくりしたテンポの音楽を好む傾向があり、
好奇心の強い人はオペラなどの複雑で活力に満ちた音楽を好むとされています。

調査の結果、参加者の愛着スタイルは以下の4つに分類されました。

回避型:
回避型の人は、感情を表現することを避ける傾向があり、
主に自分の内的な状態を反映した歌詞を好むことが多いです。
具体的には、孤独感や独立性を強調する曲を選ぶ傾向があります。
曲調としては、比較的ゆっくりとしたテンポの曲や、内面的な葛藤を表現するような曲が好まれます。
具体的には、アコースティックやインディー系の音楽が好まれるとのこと。

不安型:
不安型の人は、相手からの拒絶を恐れ、感情的なつながりを求める傾向があります。
このため、彼らは感情的な内容が豊富な曲、特に悲しみや失恋をテーマにした曲を好むことが多いとのこと。
バラードやポップスなど、感情を強く表現する曲調を好むそうです。

混合型:
混合型の愛着スタイルを持つ人は、回避型と不安型の特徴を併せ持っています。
このため、彼らは感情的な葛藤を表現する曲を好むことが多く、
愛情と距離感の間で揺れ動くテーマの曲に惹かれることがあります。
具体的には、愛と失恋の複雑な感情を描いた曲が好まれる傾向があります。
ジャンルを問わず、感情の起伏が激しい曲や、ストーリー性のある曲が好まれる傾向があります。
例えば、ロックやポップの中でも、感情的な歌詞が特徴の曲が選ばれるとのこと。

安定型:
安定型の人は、感情を健康的に表現できるため、ポジティブなメッセージや安心感を与える曲を好む傾向があります。
愛情や信頼をテーマにした曲、例えば、親密さや安心感を強調するラブソングを好むことが多いとのこと。
明るくてリズミカルな曲や、ハーモニーが豊かな曲を好むそうです。