ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番は、今まで聞いたことのある全ての協奏曲の中で個人的に最も好きな協奏曲です。
このCDのメインはバーンスタイン指揮によるショスタコーヴィチの交響曲第5番なんですが、そっちは後日書きます。
チェロ協奏曲の方は、ロストロポーヴィチの録音が最も評価が高いのですが、今回はヨーヨーマの方を取り上げます。
YouTubeでロストロポーヴィチの古い録音がありますが、若々しい印象でヨーヨーマの演奏に似てます。
ヨーヨーマはこれを参考にしたのかなという気もします。
Concierto Para Cello de Shostakovich Nº1 en E b Mayor
端正な演奏をするイメージのヨーヨーマが、ポルタメントを多用して意外に情熱的な演奏をしてます。
ポルタメントの多用はキザとか悪趣味とされますが、この曲についてはかなり情熱的な印象を強めるのに寄与していると感じます。
ユージン・オーマンディとフィラデルフィア管も脇役に徹している感じで、オーケストラのバランスが良く、ヨーヨーマにばっちり合わせてます。
現状では一番好きな録音です。

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