イギリスの指揮者アイドリアン・ボールトとロンドン・フィルのベートーヴェン:交響曲第6番田園を聞いてみたので、CD評を書きます。
某所で褒めているのを読んだので買いましたが、私としては期待ハズレでした。
印象はどちらの交響曲もサヴァリッシュに似てます。
つまり標準的な解釈で、かつ快速気味という感じです。
管弦楽の音量バランスは、突出した楽器が無いようブレンドするタイプで、これも標準的な響きです。
更に第1/第2ヴァイオリンが対向配置で、左右から聞こえます。
楽器が混ざって埋もれないよう配慮しています。
田園もジュピターも比較的快速気味。
どちらも標準的(模範的)な演奏です。
ジュピターは繰り返しをすべて演奏しているので長くなっています。
ジュピターは一部で木管が聞こえず、音量バランスが崩れて模範的演奏の中の傷のように思えますが、意図があるのかもしれません。(この録音でOK出しているわけですから)
とにかく標準的・典型的な演奏でした。
クラシック初心者がこの曲の模範的演奏を知りたいならという感じの演奏です。

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