バーンスタイン&ウィーンフィルのベートーヴェン第九CD

 
クラシックCD評
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レナード・バーンスタインの「第九」の代表的録音のひとつ。
1979年ウィーンでのライブ録音。
全編重厚でエネルギッシュ。
バーンスタインの第九では一番評価が高いです。


ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」

バーンスタインの最大の特徴は「泣き節」で、聞かせ所でテヌートやフェルマータ、リタルダンドを多用するタイプです。
シンフォニーの緩徐楽章などではハマると思います。
ただし、若い時の録音はそれほどでも無いと思います……。

長年ニューヨークフィルを振っていたのですが、第九ならウィーンフィルのほうが良いです。

「感動」させることを重視しているようなので、最初の一枚として第九を聴くなら、バーンスタインがいいかもしれません。

次に、ベルリンの壁が無くなり、東西統一した直後の1989年に東ベルリンで行われた歴史的演奏。
「Freude」(歓喜)を「Freiheit」(自由)と変えて歌ってます。
ただし岩城宏之の本によると、ベートーヴェン自身「Freiheit」としたかったらしいので、「Freiheit」こそが正しいとも言えるかも。


バーンスタイン/ベートーヴェン:交響曲第9番~ベルリンの壁崩壊記念コンサート~ [DVD]

そして1970年、ベートーヴェン生誕200年でウィーン祝祭週間中ベートーヴェン尽くしだった、その際のライブ録音。
79年盤と同じように重厚でエネルギッシュ。
独唱は1979盤より良いと思います。
79年盤よりも評価する人もいます。


ベートーヴェン:交響曲第9番 [DVD]

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