グレングールドが1981年に録音したゴルトベルク変奏曲の演奏に使った楽譜がオークションに出品されるそうです。
Glenn Gould’s Bach Score Surfaces, Scrawls and All
楽譜の書き込みはフェルトペンで、赤囲いは「決定稿」らしい。
グールドは何度もリテイクを行い、映画を編集するように録音を継ぎ接ぎして編集し「決定稿」を作ったという話は有名。
ただし批評家のTim Pageはこの楽譜が本物かは疑わしいと評価。
Glenn Gould’s Goldberg Variations by Johann Sebastian Bachの著者ニコラス・ホプキンスは、
グールドが好んだ楽譜の版はカークパトリックの版だと主張。
根拠はグールド博物館にカークパトリックの版が3つ残っているから。
オークションに出る版はペータース版とのこと。
しかし、だからこそフェルトペンで書き込んだとも言えます。
好きな版なら綺麗に残したいだろうし。

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