mRNAワクチンは左右の腕に交互に打つと効果が高い

 
医学健康

オレゴン健康科学大学の研究で、mRNAワクチンは左右の腕に交互に打つと効果が高いとわかったとのこと。

研究では947人の抗体価をワクチン接種から14ヶ月後に調査。
左右の腕に交互にワクチンを打ったグループは
そうでないグループに対して、免疫グロブリンが1.1~1.4倍、高かったそうです。
免疫グロブリンは異物の侵入に反応して生成されるタンパク質です。
また特異的RBD(Receptor Binding Domain)免疫グロブリンについては最大4倍も高かったとのこと。
特異的RBD免疫グロブリンとは新型コロナのスパイクタンパク質に結合する抗体のこと。

Contralateral second dose improves antibody responses to a two-dose mRNA vaccination regimen

左右交互に打つと抗体価が高くなるのは以下の理由が考えられるようです。

  • 異なる部位に炎症反応が起きることで、
    免疫系がより多く動員される。
  • 左右の異なるリンパ系への刺激で、
    異なる抗原提示細胞(APC)が活性化される。
    APCが異なる抗原を提示して多様な抗原に反応する。
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