無症状なのに致死率90%の寄生虫がいる

 
医学健康

ストロンギロイデスは感染しても無症状なのに、
免疫力低下で致死率90%になる寄生虫です。

感染経路は卵や幼虫が皮膚に触れ、腸内へ寄生します。
感染初期は皮膚に赤い発疹やかゆみが現われます。
免疫力が正常だと、それ以上の進行はありません。

免疫力が低下すると腸から肺へ移動します。
さらに肺から血管を通って全身に拡散。
様々な臓器に炎症を起こします。

消化器系:下痢、吐き気、嘔吐、腹痛
呼吸器系:咳、呼吸困難、喘息
循環器系:心不全、血圧低下
神経系:頭痛、めまい、けいれん
肌:湿疹、発疹

重症化すると敗血症や多臓器不全となります。

ストロンギロイデスは熱帯・亜熱帯に生息しています。
日本でも沖縄や小笠原諸島にいます。
体長は1~2mmほど。
土壌に幼虫が潜んでいます。
なので野菜を洗わずに食べることでも感染します。
感染者のウンコにも卵があります。
農業や建設業者は感染リスクが高いです。

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