NHKの聖マリアンナ医科大学病院救命救急センターへの取材で、
新型コロナの軽症者ほど後遺症がでやすいとわかったそうです。
新型コロナ後遺症とは、文字や看板を理解できなくなったりする
ブレインフォグと呼ばれる認知機能低下や、
箸が鉄アレイのように重く感じたり、
寝込みがちになり、歩くのもやっと、
という全身の倦怠感が生じる慢性疲労症候群のこと。
これらの後遺症は軽症者の方が多くなるとのこと。
後遺症を理解せず「怠け」と嘲笑する人もいるようです。
しかし脳血流シンチグラム(脳の血流の変化)を見ると、
明らかな異常箇所が見つかるので、
怠けとは違う事がわかるとのこと。
スペイン風邪のときも似たような後遺症は多発していた記録があるそうです。
スペイン風邪とは現代のインフルエンザと同じ。
なのでインフルエンザでも同様の後遺症はあったはずですが、
新型コロナの後遺症と同様に「怠け」と中傷されていたんでしょう。
後遺症の原因は、新型コロナが血管内皮へ潜伏する性質があるからかもしれません。