タウリンは老化を遅らせる

 
アンチエイジング医学健康
この記事のショートリンク

米コロンビア大学の動物実験で、タウリンは老化を遅らせると判明。
ただし人間への効果は未検証です。

タウリンは強力な抗酸化作用を持つとされています。
体内の活性酸素(フリーラジカル)の除去に寄与します。
これにより、細胞老化の防止に役立つ可能性があると言われていました。

実験では中年のアカゲザルに1日1回タウリンを投与。
投与しないグループと比較すると、
投与したグループの骨密度や骨量が増加。
膵臓や肝臓の機能低下を示す物質も低下。

マウスでも同様の実験を行ったところ、
投与グループは骨密度や筋力が増加。
寿命も中央値が10~12%増加したとのこと。

「タウリンは老化防止に有望」米コロンビア大など動物実験で確認…人への効果は不明

タウリンとは栄養ドリンクによく含まれている物質で、
以下の効果もあるとされています。

神経細胞の興奮を調整する。
タウリンは神経伝達物質の1つグルタミン酸の抑制作用があります。
これにより、神経機能の正常化や神経保護の効果が期待されます。

脂肪代謝の改善。
タウリンは、脂肪酸の代謝を助け、肝臓における脂肪蓄積を減少させます。
また、脂肪酸の酸化を促進することで、エネルギー代謝の向上にも関与しています。

動脈硬化の抑制。
タウリンは、血管の拡張を促進し、コレステロールの代謝を改善します。
これにより、動脈硬化の進行を抑制します。

筋肉の損傷や炎症の軽減。
タウリンは、筋肉の収縮や緩和を制御するカルシウムの輸送を助けます。
また、筋肉の損傷や炎症の軽減にも関与しています。

ちなみに、人にとって安全に摂取可能な量は1日3~6グラムとされています。

にほんブログ村 その他生活ブログ 雑学・豆知識へ
にほんブログ村