アルツハイマーはヘルペスウィルスが原因だった

アルツハイマー病はヘルペスウィルスが原因という有力な研究が公開されてます。
口唇ヘルペスの原因ウイルスです。
「Strong evidence」という評価。

Frontiers | Corroboration of a Major Role for Herpes Simplex Virus Type 1 in Alzheimer’s Disease | Frontiers in Aging Neuroscience
従来より、アルツハイマーはアミロイドβが原因物質とされていました。

ヘルペスウィルス犯人説が脚光を浴びたのは、マサチューセッツ総合病院の神経科学者のロバート・モイアー氏とタンジ氏がアミロイドβは細菌やウイルスから脳を守っていると気付いた事がきっかけ。
理由はアミロイドβは脊椎動物に普遍的に見られる物質だから。
進化の過程でアミロイドβが有利に作用したから存在するのだろうと。

そこで2人はアルツハイマーで死んだ人の脳から海馬の切片を取り出し、
アミロイドβが細菌やウィルスを攻撃する様子を確認。
しかしこの研究はどの科学誌にも掲載を拒否されたそうです。

次に2人は遺伝子操作したアルツハイマー・マウスを作り
サルモネラ菌をマウスの脳に注射して観察しました。
するとアミロイドβがサルモネラ菌を絡め取ってプラークが形成されたそうです。
しかしこの研究すら掲載する科学誌はなかったと。

その3年後の2016年になってようやく「Science Translational Medicine」という雑誌が掲載を認めました。

単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)は神経や脳内に潜伏して、免疫力が低下すると口唇ヘルペスを発症させます。
HSV-1は高齢者の脳にも存在する事が1991年の研究で発覚。
またアポリポ蛋白質E遺伝子多型の1種であるAPOE4とHSV-1が同時に脳内に存在すると
アルツハイマーを発症するリスクが12倍も増大する事も1997年の研究で発見されています。
台湾の研究で抗ウイルス薬がアルツハイマーの発症を遅らせる事が確認されています。
Herpes Viruses and Senile Dementia: First Population Evidence for a Causal Link

アルツハイマーを発症するのは以下のようなプロセスと考えられています。

  1. 高齢者が免疫力低下で脳内にHSV-1が増加。
  2. HSV-1は脳細胞を損傷。
  3. 引き替えに、アミロイドβの蓄積が始まります。

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