2021年7月、フランスの国家周波数庁(ANFR)が実施した検査で、
iPhone 12が欧州の電磁波規制値を超える電波を放出していることが判明。
仏政府はiPhone 12の販売停止と、既に販売された端末の回収を命令しました。
欧州の規制では、体に接触して使用する際の比吸収率(SAR)の上限を2W/kg以下と定めています。
iPhone 12は、ポケットなどに入れて使用した場合、
5.74W/kgの値を記録し、大幅に基準を超過していました。
Appleは当初、自社の検査では問題がなかったと主張しましたが、
最終的にフランス政府の指摘を受け入れ、以下の対応を行いました:
- フランス国内でのiPhone 12の販売を一時停止。
- 問題を解決するためのソフトウェアアップデートを開発・配信。
Appleが配信したソフトウェアアップデートにより、
iPhone 12の電波出力が調整され、規制値内に収まりました。
これを受けてフランス政府は販売停止命令を解除。
iPhone 12の販売が再開されました。
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