雄が死んで涙を流して窓の外を見つめていた

377 本当にあった怖い名無し [sage] 2011/12/19(月) 01:12:10.01 ID;zVfVk6o90
昔、初めて飼った猫がオスで、子猫で拾ったんだが、その猫が成長し、中猫くらいに成った頃、偶然見つけてガールフレンドとして連れて帰る事になった猫も、先のオスと同い年くらいの中猫だった。

二匹の仲は睦まじく、いつも一緒にコロコロと遊んでいて、人間側から見ていて微笑ましく、近所でも評判だった。

しかし、二匹が、やっと立派な成猫に成長した矢先、オスが当時、流行っていたらしいインフルエンザにかかり、連休の為、獣医が休業していた事もあり、残念ながら短い寿命となってしまった。

本当に悲しかったよ。家族の皆が涙をながした。残されたガールフレンドの猫は死という事が理解出来ていなかったのか、業者に遺体を引き取って貰った後の数日間というものは、家の中や近所はもちろんの事、町内中を探し回していた。

家の中の至るところを探している様子は何とも物悲しく、こちらの顔を見ては「エッエッエッ」と恰も「どこへ行っちゃたの?」と訴える様な表情で鳴いていた。

そして数日が過ぎ、とうとう諦めた様子で窓の外をボンヤリ哀しそうに見つめ涙を流しているのを目撃した。獣医学的には風邪等の症状で涙腺が緩むのが原因とは聞いていたが、あれは確かに悲しみの涙だったと思うよ。
まぁ猫が悲しくて涙を流すというのは飼ってる人の多くは当たり前に理解していて不思議でもなんでもない事なんだろうけどね。

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