岩手大学農学部やリバプール大学、名古屋大学、京都大学の研究で、
猫がマタタビを嗅ぐと地面に転がって体をこするのは、
酔っぱらっているのではなく、虫除けの為だったと判明。
猫がマタタビを嗅ぐと地面に転がって体をこするのは、
酔っぱらっているのではなく、虫除けの為だったと判明。
実験ではマタタビをケージ内の天井に設置して、猫の反応を観察しています。
すると、猫は地面に転がらずに天井に顔をこするようになったとのこと。
もし酔っぱらっているなら、地面に転がるはずなのに、この場合は転がらなかったわけです。
マタタビの主成分イリドイドネペタラクトルは、蚊が嫌う臭いとのこと。
マタタビの葉が枯れる事で、周辺の地面にもイリドイドネペタラクトルがあります。
この匂いを体にこすりつけると蚊が寄ってこないのを
猫は本能的に知っているわけです。
ただし多幸感を感じてるのは事実のようです。
なぜならμオピオイド受容体阻害薬を投与すると、
マタタビを嗅いでも転がったり顔をこすったりしないから。
μオピオイドとは多幸感に作用する物質です。