家族という病

話題になってるんで「家族という病」を読んでみた。


家族という病 (幻冬舎新書)

「子離れが出来ない親は見苦しい」
「大人にとってのいい子など、ろくなものではない」
「家族のことしか話せない人は、他に興味がない人。社会や環境に目を向ければ、自然と話題は出てくる」
「家族の話はしょせん自慢か愚痴」
と主張してるけど、要は自分の家族について愚痴ってる本。

深い考察とか、一般にも当てはまるような心理分析なんかは無い。
この人、一昔前なら私小説でも書いてたんじゃないかなという印象。
文章も読みづらかった。

代名詞が錯綜して誰のことを言ってるのかわかりづらい。
例えば「彼女」とか。
色んな女性が登場しているのに、何の補足も無しに彼女と言われても誰なのかなと。

「軍人だった父親が戦後になって変わってしまったことへの不信感」がバックグランドにあるらしいけど、
私にはそんな父親はいないし、共感しようがない。

オレオレ詐欺について、家族だからと盲信するのは欧米にはないんじゃないかと言ってる。
無いだろうなとは思うけど、日本の場合は一見、
利他的な行動に見えるけど家族の罪は隠してもOKという
身内のエゴイズムが根源にあるんだよね。

なぜならオレオレ詐欺でよくあるのは、事故や事件を起こしてしまい、示談にしたいから金を振り込んで、というものだから。

こういう風な考察を期待してたのだけど……。
正直、金を払って読む値打ちはないと思う。

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