ドクター苫米地が真犯人を追う! 11大未解決事件

 
ノンフィクション

苫米地氏のマインド系の本は何冊も読んでるけど、この本は犯罪プロファイリング。
苫米地氏がそんな本を出すのは、自分にはちょっと新鮮だったので読んでみた。

情報空間への同調を行い、犯人や被害者の心理をイメージするという手法らしい。
それがどこまで真実に迫る手法かは知らない。

統計を踏まえる旧来のFBIプロファイリングは古いそうで。
胡散臭い気もする。
ただ、読み物としては面白い。

世田谷一家殺害事件は、家の裏面に窓がいっぱいついていて、裏の公園から家の様子を伺えるから狙われたと言ってる。
犯人は、近隣の権力者の息子と主張している。
あと統失についての蘊蓄もあって、ドーパミン過剰による「統合過剰」が原因とは知らなかった。
本当は「失調」ではないらしい。
関係ないものを過剰に統合するので、被害妄想が生まれるんだとか。

リストカットは、ランナーズハイのような鎮痛物質が出るらしい。
だからリストカットジャンキー化する、と。

眼球の動きで、その人が嘘をついてるかわかるらしい。
だからジョンベネの真犯人とされた「ジョンマークカー」は犯人でないとわかったんだとか。

荻原功明という子どもが殺された事件で、警察が逆探知してなかったことを論証してるのが面白い。

①警官の弟が電話に出ていること。
②ドラマでは時間が短くて逆探知に失敗するシーンがあるけど、実際の逆探知は時間がかからないこと。
③音声だけは公開されていること、が根拠。

13メートル下の川へ投げ落としたのは、そこが夏の時期に反乱して遺体を流してしまうと知っていたかららしい。

池袋立教大生殺人事件は、酔っぱらい同士の喧嘩と誤認されたせいで未解決になってしまったそうな。
ラフな格好の大学生と、スーツを着た男がもめているので、見た目から「スーツ男が絡まれている」と誤解されたらしい。
あと、犯人は権力者側の者で、この件を揉み消しているとか‥。

ルーシー・ブラックマンが殺された事件の織原は、「外向けのひきこもり」らしい。
SMは心が健康な人がやるべきっていう理屈はどうなんだろう。
SMやってる時点で、健康とは思えない。

井の頭公園バラバラ殺人事件は、スパイの脅しらしい。
被害者は巻き添えになっただけで、被害者に近い人に何かをさせるための示威として殺された
なんか、メキシコマフィアっぽい話だねえ。

八王子スーパー殺人事件は、年長の稲垣さんが狙われてたそうな。
殺された女子高生2人は巻き添えなだけ。
プロの殺し屋の犯行だって。
稲垣さんが何か多額の金に関わっていて、その分配についてのトラブルらしい。

あと、オウム真理教の話も面白かったな。
狙撃事件とか、洗脳の種本とか。

ドクター苫米地が真犯人を追う! 11大未解決事件 (宝島SUGOI文庫)

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