ノルウェイのスモーラ風力発電所の9年間の実験で、風車の羽を1つ黒く塗ると鳥がぶつかって死ぬのが70%減ったと判明。
アメリカの合衆国魚類野生生物局では2015年の調査で、
世界で年間30万羽の鳥が風力発電の羽根に激突して死んだと推定しているそうです。
その原因は、鳥が飛行中は障害物を知覚するのが苦手だからとのこと。
ところが、色の異なる羽を混ぜると、鳥が障害物に気付く可能性が高まるそうです。
2006年~2013年の6年間にスモーラ風力発電所の4基の風車を調べて、18羽のオジロワシの死骸を発見しています。
更にカラフトライチョウ5羽は羽根ではなくタワー自体に激突して死んでいたとのこと。
2013年から3年間では6羽の死骸を発見してます。
同じ期間、別の比較群4基では18羽の死骸を発見。
他の種も合わせて、年間71.9%も死亡率が下がっていたとのこと。
Bird deaths down 70 percent after painting wind turbine blades