NASAの施設や宇宙船内は細菌を殺してクリーンルームになっているはずですが
それでもアシネトバクターと呼ばれる真正細菌が見つかっています。
クリーンにする理由は、宇宙探査で現地を地球由来の生物が汚染しないようにする為。
米カリフォルニアのカルポリポモーナ大学の研究で
アシネトバクターがクリーンルームから見つかる理由がわかったそうです。
Team discover how microbes survive clean rooms and contaminate spacecraft
それは、アシネトバクターがクリーンルームを洗浄する洗剤に含まれるエタノールを栄養源としていたから。
また一般的な洗浄剤「Kleenol 30」をも分解していたそうです。
洗浄剤は細胞膜の素材である脂質を分解し、細胞膜を破壊するはず。
アシネトバクターは洗浄剤でも分解されない細胞膜になってるんでしょう。
「多剤耐性アシネトバクター」が院内感染でニュースになった事もあります。
洗浄により、いわゆる薬物耐性菌が生まれてしまったんでしょうね。
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