ゲーム理論の研究の一環で、
公共財の為に皆でお金を出しましょうというルールで、
拠出金の総額に応じて全員に一律にお金が戻ってくる、という実験を行ったそうです。
すると日本人は始めのうちは自分はお金を出さずに「ただ乗り」する人が、
アメリカ人より中国人よりも多かったとのこと。
しかし日本人は「ただ乗り」していると気づくと、
自分が損してもその「ズルい人」を攻撃する人が多いので、
報復されるのを恐れて「ただ乗り」が減るようです。
この種の「ただ乗り」は良心が欠落している人の発想です。
日本人は犯罪的サイコパスは少ないんでしょうけど、
非犯罪的サイコパスはアメリカ人よりも中国人よりも多いのです。
ただし「ただ乗り」が発覚すると報復されるので、
それを恐れて「ただ乗り」しないようになる為、
一見は良心的な人が多いように見えるだけです。
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コメント
ほんと、その通りだと思います。キリスト教のような神様がもともと存在しない国民性のために、善悪の基準はあくまで そこに存在する「社会」で決まってしまうからでしょうか。自己の内に秘める「良心」は感情や誤った思考によって曇らされてしまうために当てにならないのかもしれないと思います。
皆でお金を出し合うルールなのに、
自分だけタダ乗りするのを悪いと感じるのは、
宗教を問わず普遍的な感覚のはずなので、
唯一神がいないことは関係ないと思います。