アーノンクール&ヨーロッパ室内管弦楽団のベートーヴェン第九CD

 
クラシックCD評

「異端」とされる、アーノンクールのライブ演奏を1991年に録音。
室内楽規模なので、大規模オーケストラの重厚感はありません。

トランペットだけ古楽器で、あとはモダン楽器。
これはナチュラル・トランペットだと自然な音量と響きでファンファーレを鳴らせるからなんだとか。

「ピリオド奏法」でモダン楽器を演奏しているらしく、古楽器演奏と比較されることが多いです。
アーノンクールの場合、音が出がちなモダン楽器なのでバーバリスティックな響きにも聞こえます。

コンセルトヘボウ管弦楽団と並ぶ評価を受けている演奏です。
どちらも廃盤で手に入らず、オークションでも見かけないです。
第九単品は無いので、全曲集のリンクを載せておきます。
しかしこれもプレミアムがついています。


ベートーヴェン:交響曲全集


こちらは、アーノンクールは奇を衒っているわけではないとわかる本。
28本の小論を集めた論文集で、内容は自筆譜の解釈、演奏方法や楽器などの歴史的変遷など。
バラバラな論文を集めたもので、どの章から読んでも良いかと。


古楽とは何か―言語としての音楽

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