バビロンの大富豪

 
マネー

古代バビロニア王国の遺跡から見つかった石版に書かれていた、ある金貸しにまつわる物語集。
その物語には「お金を貯めて増やす5つの法則」が語られている。
この5つの法則を実行して財産を作った古代のバビロニア人が、自分の経験を粘土版に文字を刻んで石版に焼いた。
つまり、そんな手間をかけるだけの価値がこの法則にはあると思っていたわけ。
内容は、
・金貸しのアルカドが、バビロニアで巨万の富を築いたある簡単な方法。
・アルカドが教わったという、金貸しアルガミシュの不滅の法則。
・大富豪となったアルカドが息子に与えた試練と5つの黄金法則。
・金貸しメイソンが友人の槍職人に教えた、50枚の金貨を扱う方法。
・元奴隷ダバシアが大商人となった法則。
・元奴隷シャルゥ・ナダが大商人アラド・グラに与えた人生哲学と、その返礼として受けた恩義。
そして、バビロンの法則を実行してみた現代の考古学者シュルーヴィリが、借金だらけの生活から抜け出せたというエピソードもある。
これらの法則は全て同一のもので、要するに、「貯蓄して投資せよ」というもの。
貯蓄の方法は、毎月の収入の10分の1を貯蓄するだけ。
たとえ借金があっても、10分の1は必ず貯蓄。
それを原資に投資を行う。
当時は宝石を輸入したり、不動産を買ったりしたらしい。
この時代に不動産の概念があったのが驚き。
投資には、低リスクなものを選ぶんだそう。
投資の際はその道の専門家に相談しろとも。
正直、投資についてはあまり参考にならない気がする。

バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか

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