ゲーテの警告

 
日本文化

ゲーテの著作から民主主義と大衆への批判を引用しつつ、先の選挙で民主党に投票しちゃった「B層」を批判っていう本。
このB層は主婦&若者が中心で、年寄りや子どもを含み、小泉郵政改革に熱狂したのと同じ層らしい。
B層はIQが低く、自分の頭で考えず、根拠もなく権威・マスコミ(A層)を信じる。
文化人・知識人・タレント(A層)の発言を鵜呑みにして自分の意見とする。
「子ども手当」の嘘を見抜けないで騙される。
騙されてもそれを恥とも思わないで、被害者意識を持つだけ。
B層の行動として挙げているのは、
・サンデルの「ハーバード白熱教室」はB層が買った。(ブランド商法に釣られる)
・ハリウッド映画が好き。
・X JAPAN、EXILE、サザンが好き。
・B級グルメが好き。
・大相撲八百長問題に怒る。
このB層が現代の日本で大きな勢力となっている。
じゃあどうすればいいの?っていう処方箋が、
・B層と距離を置くこと
・一流と三流を見ぬくこと
・古典を読んで「大人」になること
だって。
A層(B層向けに世論を操っている高IQ層)はB層に何かを売ることで金儲けしてるんで離れるわけない。
C層(高IQ。構造改革に否定的。グローバリズムに警戒)、D層(負け組底辺層)は元々距離を置いている。(元からB層の一員になれない)
当のB層は、B層批判本なんて読まんでしょ。
この本の助言が有効なのは、B層出身ながらも、B層を「なんとなくおかしい」と感じている人くらいかと。
でもそんな人は、B層内部の少数派だろうし‥。
と言うか、距離を置いても、B層が大きな勢力となっている現実は変わらんのでは?
今後もこのB層が社会を引っ掻き回し続けるんだろうな。

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