野生のネズミを飼い慣らすと自己家畜化が起きる

スイスのチューリッヒ大学の研究で、
野生のネズミを飼い慣らすと
人間に好まれるよう体が変化するという「自己家畜化」が起きると判明。

UZH – Mice Change Their Appearance as a Result of Frequent Exposure to Humans

人間に見られまくった野生のネズミは見た目が大きく変化すると判明

野生の動物を人間が飼いやすい穏やかな性格の個体を交配すると、
その性質が数代で急変して人に懐くようになると知られています。

これを家畜化と呼びますが、ネズミの研究の場合は交配はせずに自然に家畜化が起きたそうです。
ただし、15年もの間、ネズミに定期的に餌と水を与える程度の影響を与えています。

その結果、生まれてくる子孫の体毛に斑点が出来たことや、鼻が全体的に短くなったそうです。

その原因を科学者は副腎がストレスホルモンを生産しなくなったと推定。
その結果、人に怯えなくなり、穏やかな性格になり、体毛に斑点が生じたと。
副腎はメラニン生産も行っていて、体毛の着色を担っている訳ですが、
メラニンが減ることで着色されない体毛が生じて、そこが斑点になると。

副腎が変化したのは、初期胚神経堤の幹細胞に原因があるようです。
この幹細胞はメラニン細胞やホルモン生産細胞に分岐します。
幹細胞が少ないと副腎も小さくなり、ストレスホルモンもあまり分泌しなくなるようです。

以下は私の推測です。

  1. 餌や水が安定供給される環境で、雌が妊娠中にストレスホルモンを余り分泌しなくなる。
  2. その結果、胎児の副腎が小さくなる。
  3. 副腎の変質で人間に好まれる穏やかな性格になり、メラニン色素の減少で体毛も斑点が増える。

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